不満である と、満足していない とは大違い
「すべては自動車趣味マニアのために」というアサヒビールのスローガンは正しいのです。とこ
ろが、それでも居酒屋のお客は「とりあえず、ビール!」とブランド指名をしないこ
とがあります。ドライは嫌いではないのです。ちょうど、昼休みにずれ込んだ来客の
ために急いで昼食を食べようと、一番近くの、大しておいしくも安くもない喫茶店で
済ますとき、私たちはその店を”満足していない”けれども利用します。
不満なら、足が遠のきます。レストランや喫茶店の選択に、サービス業の選択条件
があるように感じます。
”どうしてもあそこに行きたい”と思わずにはいられない「満足の店」と「不満の
店」「満足していない店」があります。致命的な3区分のランクを、人は決して変え
ることはない。