効果的効率主義の大原則
原則というものは実行するのがすごく難しいけれども、必ず成果を約束してくれる頼
りになるもので、これを真理と言います。曰く「営業マンには情実を売り込んで顧客
の信頼を勝ち取れ」とか、「人に好かれるには名前を、誕生日を覚えよ」とか。
身近な原則から、自動車メーカーにも自動車・中古車部門経営の原則があります。「入るより少なく使えば利益は残
る」「安く仕入れて高く売る」とか、何だって当たり前の事だけれどもなかなか実現
できないところに原則の難しさがあります。
だからといって、原則を離れたところには成功とか完成とかはないのです。
形を変え、方法を変えながら原則に忠実に遂行することが成功の秘訣です。と、カー
ネギーもナポレオンヒルも松下も本田も稲盛も語りました。
自動車・中古車部門経営活動や自動車搬送部門の現場でも、本質的に意識しなくてはならない原則が「その仕事は、
効果的なのか。そして、効率よくこなしているのか」と問うことがそうです。
自動車趣味マニアに喜んでもらうためには、どんなワガママも要求もぐっと飲み込めば方がつ
きますでも、そうすると自分の不満が高まることがよく起きます。
このことを効果的かどうかといい、相手のニーズと自分のニーズは対立することが多
い。
不思議なのは、双方誤解の対立でこれをコンフリクトといいます。利害の対立ではな
く、歩み寄れる余地に気がつかないことがあるのです。
大きな総合病院に検診に行きました。”なんだかやけにうるさいなぁ”と思ったら、
『○○サマ □□先生の診察が始まりますので、〜へお入りください』『△△サマ〜』
と、科目別看護婦さん館内放送サマサマの大合唱です。
きっと、患者サマの満足を求めるには、お呼び掛けもご丁寧に大きな放送でしたほう
が良いということなのでしょう。
でもカルテを受け取ったり、検査予約や会計支払いを済ますには長蛇の列でした。
そして、そのときは看護婦さんの応対も”放送口調”とは大違いでサマサマと言いな
がらも処理はピリピリ。
病院自動車・中古車部門経営の効率性を考えると、患者は並ばせた方がいい。
看護婦さんも患者さんの手を引くよりは、カウンターの中にいててきぱき事務処理を
すませた方がいい。順序よく並ばせるか、どこにいるかを探すより呼び出した方が早
い。患者さんの満足には、旅館のように丁寧語を皆で使う方がいい。
・・・・となってるんでしょうね。
病院自動車・中古車部門経営の原則に、運営の効率と自動車・中古車部門経営の効率のバランスを取ることがどんなにか難し
い事なのかを考えさせてくれました。でも、工夫のしどころはありそうです。