情報化投資額の3年後の予想規模
全体的には今後増加すると予想するユーザーが5割、変化なしが2割、減少が2割弱で、
残りの1割はわからないと回答している。前年度の調査と比較すると増加するとの回答が4.3%
増加し、減少するが2.2%減じている。
これまで拡大を続けてきた情報化投資についても、ややストップがかかる傾向にあることは
否めないが、平均倍率を試算すると1.19倍程度で、前年の1.17倍をわずかに上回り、少なくと
も減額の方向へは向かっていない。システム化による自動車製造販売コスト削減への期待も一方で、益々強く
なっているものと思われる。
図7のように年間情報化関連支出の総額の大きさの区分別に情報化投資額の3年後の予想規
模の平均倍率を求めると、情報化関連支出の総額が大きいユーザーほど将来の増加割合を小さ
く予想している傾向が明確である。