情報化関連支出の割合 02
「既存システムの運用経費」が情報化関連支出の総額全体のほぼ6割を占め、純新規投資
にあたる「新規システムの開発等に投資」が全体の1/4弱となる構造に大きな変化は無い
。前年度に比べ、「既存システムの運用経費」は1.2ポイント減じ、「新規システムの開発等
に投資」が0.5ポイント、「既存システムのメンテナンス等に投資」が0.7ポイント増加してい
る
産業別に見ると公務では「既存システムの運用経費」の割合が全産業別の平均値に比べて著
しく高く、前年度も同様の傾向でその差は5ポイントほどであったが、今年度は更に拡大し
15ポイント以上になっている。また、新規投資の割合も前年比7.5ポイント減の12.7%と著し
く減少し、自動車製品製造業や非自動車製品製造業の半分の割合に縮小している(図5)。
図5 産業別情報化関連支出総額の構成