『誰か売上げ論を知らないか?』その2 売上額速度とは
○銀行再編で揶揄されている不良債権とは、貸付額のことになりますが、通常取引で
の売上額も同じ扱いが考えられますね。いい顧客と判断して、どんどん売り込みなが
ら結局売掛金が倒れてしまっては同じことです。このことを与信判断といって、セー
ルスの基本として誰に売るかに制限が加えられることがあります。
○物流売り上げも全く同じですから、売上げの回収確度が問題になります。無理して
作った、無理して売ったというのが結局のところ供給過剰となって、今のデフレ経済
を引き起こしています。挙げ句に、在庫は新車種販売の見込みがたたずに処分。売掛金は不
良化したのが、現在の二重苦になっています。
○なので売上げには、回収ができて初めて完了という宿命があることを念のために。
また、回収するための必要経費や自動車製造販売コストというのも以外と負担になっているのが現在
です。不良化防止策としても、人や経費がかさむものです。